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帰ってきた雑ぴん愚日記


すっかりフィギュアのことばかり書いてますが旅行も好きさ
by miyabin-k
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2010年フィギュアスケート世界選手権(男子) 海外の反応とか

さきほどまで女子シングルのFP、ストリーミングで観賞してました。・・なんか凄まじいことになってますね。ジャッジ、いろんな意味で大丈夫なのか。まあとりあえず明日の地上波までは何がどうとは言いませんが。

さて、気を取り直して男子総括。

とにかく今回の世選、高橋選手の男子シングル世界王者に関しては文句なし。本当に、本当に素晴らしかったですね!

・・とはいえ、まあ一応?海外スケート掲示版、海外の記事サイト等、幾つかハシゴして、今回の結果に関する反応は、かーなり念を入れて確認しましたワタクシ(なぜそこまで・笑)。

ふは、ふはははは。しかし心配ご無用!

やはりというかさすがというか、高橋選手への最大級賛辞の雨あられ状態。
入れなくても勝てる力は十分あるにも関わらず、果敢に前人未到の大技4Fに挑戦し(両足で回転不足取られたけど)、更にそれ以外の全ての要素をほぼ完璧にこなした技術力、他の追随を許さない圧巻の表現力、カリスマ性に、基本辛口な海外スケヲタも五輪の時と同様、大絶賛しております。さらにユーロスポーツの実況・解説者はSP、FP共に大興奮実況だし、米NBCはFP終了後、放送時間延長してわざわざ表彰式までLIVE中継(表彰式に今回USA選手いないのに!)。君が代が流れる中、高橋選手を絶賛してたらしいです。ジョニ子もタラ・リピンスキーもFP見ながらのTV放送中、大ちゃんを最大級にベタボメし、ライサもTwitterで祝福コメントつぶやいてるし。もはやこっちが不安に駆られるほど(笑)世界中賛辞の嵐。いやホント幸せ過ぎて怖いわー。(お前誰だよ)

「true champion!」だけでなく、「he is total package」「whole package」(=全てを兼ね備えている、の意)、「amazing」「incredible」etc etc.. もはや列挙しきれないほど沢山の表現で褒め称えられていて、なんだかファンとしてだけでなく日本人としても誇らしひ(感涙) (まあこんなに書くとちょっと痛いファン状態ですが、いいじゃん。だって、未だかつて欧米人以外が優勝したことのない男子シングルで、ついに世界王者になった日本人選手を「今」褒め称えないでいつ褒めるんじゃ、てことです、お許しください。)

・・・なんだか賛辞コメ載せるブログみたいになってきた。いかん、演技のこと全然書いてなかったことに今気付いた。あは。

では改めまして (長いので最終Gのみですスンマセン)

ジェレミー・アボット選手:
アボ…この世選で全米の神演技再現を祈ってたのに、やっぱりSP同様少しナーバスになってましたかねえ。オルガン、曲調が暗すぎるとか結構あちこちで言われてたけど、アボの優雅な滑りには合ってるし、本当に大好きなプロなのに…。ただ冒頭のクワドでこけたにもかかわらず、その後のまとめ方はそう悪くなかったと思います。SP共々、もっと点数出ても良かった気がしたけど、でもひと月前の五輪を思えば、1ヶ月でかなり復調しましたよね。Twitterで四六時中つぶやいてるんで、時々「こら競技に集中しろ」とかも思うけど(笑)あのキャラは憎めないわ・・

小塚祟彦選手:
今季世選で最大の誤算Part2ですねえ(Part1は殿…よよよ。号泣)切なすぎる。こづ、4T転倒だけでなく3Aが2回とも抜けちゃったのが本当に痛かった。点は低くなるだろうなあと思ってましたけど130点台とは…。09’GPFの高橋選手のFPと同じ位の衝撃でしたよ。まあ今回点数が伸びないのは仕方ないけど、やっぱり五輪でいったんMAXまで上げきったモチベを、その一ヶ月後に再度上げるのって本当に大変なんでしょうね。クワド失敗で一度切れた集中力を取り戻せなかったのかなあ。まあ今回おそらくこづは、自分の点数のこともありますが、それ以上に、後に滑る高橋選手に来季東京ワールドの日本の枠取りのプレッシャーをかけたことを心配してたんじゃないでしょうか。高橋選手の演技後、どちらかと言うと、自分のことで落ち込むよりむしろホッとした顔に思えたので・・・。
 ※ちなみに、ワールドの国別出場選手の枠は、その前年度のワールド結果で決まります。同国選手2名の順位を足して13位以内なら3枠。(今回の結果により次年度ワールドは、日本、USA、カナダが3枠獲得)

ブライアン・ジュベール選手:
宣言通りFPクワド2回だよー!やり遂げたよ、ジュベ凄い!ホレたぜ。ホント素晴らしい復活劇でした。まあFPは途中からスピン、ステップでレベルをかなりとりこぼしたのが残念でしたが、SPの方は、2つ目のステップシークエンス直前、あのツルっぱげ(すまぬ)コーチとの「オレ今日凄いだろ!」「ああ最高だ!ジュベ」的な(←オレ妄想)双方のアイコンタクトとリアクションが、ホント見てて楽しかったなあ。(コーチ跳び跳ねてましたな)
何と言っても仏スケ連は、既に派遣が決定していたにも関わらず、五輪後になって急に、ジュベを世選に出すかどうか「テストスケートして良かったら出す」と鬼のようなコトを言いだしてたみたいだし、この1ヶ月というもの限界説や引退説、更にバッシングと、仏国内でのジュベは相当辛い立場だったようです。世選での銅メダルは、それらの噂や限界説を一掃し、ジュベがいまだトップアスリートであることを証明しましたからね。本当良かった。まだまだジュベがいなきゃつまらないし、ジュベのクワド見たいですからねえ。

パトリック・チャン選手:
昨季はケガで国際大会欠場が多かったし、母国開催の五輪でもPチャンの点数と順位に様々な論議があったので、今回どうなるかなーと思ってましたが、最終的に銀メダル獲得。19歳のPチャン、これで世選の銀メダル2つ目なんですよね。老け顔とか40歳とかヲタには散々言われてますが(笑)、40代で(違う)この成績はやっぱ凄い。ただ、今回またしてもFP160点という高得点が、かなりの物議を醸しております。なんだろう。PチャンのTRやステップが素晴らしいのは十分に!分かるんですが、曲の理解あたり他選手よりそんなに突き抜けてますかねえ。(今回PCSはオール8点台)こないだJスポ解説の杉爺(元ISU国際審判員)が言ってましたが「一般の選手はPCS=4点台で普通。5~6点台で充分素晴らしい。7点台は本当に素晴らしいし まして8点台なんて本当にちょっとあり得ないほど素晴らしい」そうです(うろ覚えですが)。例えば小塚選手のあの素晴らしい五輪FP、PCS=74.20ですが、Pチャンは、精彩を欠いたあのFPでPCS=82.00と8点近い大差なんですよね。なんだか、観客や視聴者の印象とPCSの乖離の極端な例のような気が…。まあPチャンのオレ様発言の数々が、更にその気持ちに拍車をかけてるのかもですが(・・だったらスマンPチャン・笑)。

ミハル・ブレジナ選手:
ミハルは凄かったですねえ。本当にチェコのエースになっちまいましたねミハル。度胸の良さパネエ。トラ先輩にもその鋼鉄の心臓を少し移植してくれ。そうそうトラ先輩と言えば、世選の前ミハルは「仲の良いトマシュのためにもチェコの枠取りを頑張る」と言ってたそうっすよ。くーー!泣ける話や。・・つかトラ、後輩にこんなに気遣われて・・(涙)
 りっぽん同様、間違いなく新世代のエースですね。まだ二人とも顔が派手な以外は演技に華を感じない(笑)けども、これからガンガン上へ上がってきますね。特にりっぽん、以前は全く思ったことなかったんですが、表現の仕方が誰かに似てるんだよなあ…と昨日FP見ながらつらつら考えていて「そうだヨナに似てんだ!」と。考えてみればコーチも同じオーサーだし、3A安定してきてからのPCSの凄い点の出方を見るにつけ、これは順調に伸びれば男版ヨナになるかも…と密かに思ったり。(佐藤信夫コーチ大好きですが、こづも一度海外武者修行ということでオーサー辺りについたらダメかなあ…。→で、2年位で日本に戻る、と)
 
おっと、ミハル全然関係ない話になってしまった。

高橋大輔選手:
今季最後のLa strada。ああ寂しひ、という感想は置いておいて。
冒頭の4F、両足だったけど一瞬回転足りてる?とか思いましたが、スローで見ればちょっと足りてませんでしたねぇ。まあでも4Fのが4Tやった時より回転速度が早いように見えたのは気のせいでしょうか。なんか今の高橋選手なら4T成功より4F成功のが早いんじゃ…とか嬉しさのあまり無責任にコソっと呟いてみるオレ(笑)。その他の要素は全てワンダホー!スーペリア!五輪に続いて3Lo綺麗で感激したし、3A 、ほんとにゴージャスなこと!特に2つ目の3Aは、入りの滑らかさとふんわり着氷が本当に凄い。そりゃ加点もつくわなー。3-3コンボではセカンドの着氷がつまり、3Lzでアテンションついたのが残念でしたが、3つのスピンと2つのステップは全てレベル4というパーフェクトさ。これに文句付けられる人間は地上に存在しない、と今だけは言い切りたい(笑・すいません浮かれてて・・)。

FPラストでは、パラヴェーラの観客だけでなくISUの大会役員がスタオベしていたそうですぞ。いやすげーな本当。

今回のワールド、「金にふさわしい人が金を取った」という表現をあちこちの海外掲示板で見ましたが、本当にそうだと思います。先ほどyoutubeで見た試合後のプレカンでは、「なぜ4回転に挑戦し続けるのか?」という記者からの質問に対し、「ケガ前は、1つのプログラムに2回の4回転を入れることもできていた。自分はそのジャンプを取り戻したいから跳び続けているだけ」と高橋選手は答えてました。五輪の金メダルがかかった場面でも、ワールド金がかかった今回も、クワドへの全くブレない潔ぎよさには、ホントに頭が下がります。

ちなみに、過去「4回転サイボーグ」だのとテレ朝に勝手に名づけられてたジュベは、同じプレカンで「大輔がクワドフリップに挑戦した今、あなたも4フリップ挑戦?」と記者に聞かれ、「俺のフリップじゃ、ロングエッジでマイナス取られるから4Fやる意味ないよ。やるなら4ルッツかな・・」と言って周囲を見てニヤリ。会見場は笑いに包まれておりました。

あはは。和やかでイイっすね。なんつーか、血も凍りそうだった五輪時のプレカンや、08イエテボリのプレカンとは大違いです。高橋選手は五輪でもトリノでも、あくまでも自分の信念のために、失敗覚悟で4を跳んだのであって、けしてジュベやプルのためではなかったのだと思いますが、期せずしてそれがジュベやプル、さらにフィギュアファン達・関係者の中における「takahashi」という選手への評価を上げたのは間違いないと思います。いやはや、怪我の功名というか無欲の勝利というか、いろいろやっぱり凄い(笑)

とにかく、今回は高橋選手のおかげでファン冥利に尽きる素晴らしい2日間を過ごさせてもらえたことに、ただただ感謝です。

高橋選手、2010ワールドチャンピオン本当におめでとう~!! 
by miyabin-k | 2010-03-28 04:45 | スポーツは観戦派
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