帰ってきた雑ぴん愚日記 |
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さてスケアメ前に、中国杯男女シングル感想を駆け込みで(またか・笑)。
日本人選手のアベック優勝という結果はもちろん万々歳なのですが(ペアとダンスはもはや地上波やBSにリアルタイム放送を期待することは諦めたよママン…)、しかしジュベ(涙) いろいろと物議を醸したSCの後だけに、今回のジャッジにはかなり注目していたのですが、NHK杯、SC、COCの結果から見ると、この数シーズン続いていた採点傾向(=TR、SS重視)は当然さらに強まっていくということなんでしょうね。ふーむ… 別にそれが悪い訳ではないのですが、オイラの気持ちとしては、「TRもSSもスピンもステップもジャンプも全部重要じゃないのかYO YO YO!(←ラッパー風にお読み下さい)」という感じですかねえ。だって現行ルールの中では、TRやSS悪い選手はPCSで下げられ、どんなにジャンプだけ綺麗にキマっても基本的にコンペでは勝てない訳ですから、逆にジャンプで何度失敗してもTRやSSさえ良ければコンペで勝てるっていうのは、どうにも釈然としない気が…。 ちなみに、TRもSSも良い選手がジャンプもスピンも綺麗にキメれば、そういう選手(=今回のCOCのこづとか)が上位に来るのは当然だし、そういう高いレベルでのコンペを世界中のフィギュアファンは見たいんじゃないのかなぁ、とかオイラは勝手に思っております。(違う意見の人もいるでしょうが…) うーん。ソチまでにどういう採点傾向が主流になるのかはまだ不明ですが、できるだけファンも選手も納得できる改正に進んでほしいなぁと、極東島国の1ファンはこっそり思うのでした…。 さて、前置きがやたら長くなりましたが、またしても一部選手のみですが(すいません)感想いきます。(前置きだけでなく、こっからさらに長いぜ!) トマシュ・ベルネル選手 トラ先輩~!!!!ついに覚醒キタ(…と信じるにはまだ早いっすか?)。SPもFPも手堅くクリーンにまとめたベルネル選手を見たのはいつぶりでしょう。あわわわわわ…嬉しさのあまりオイラちょっと挙動不審に(ヲイ)。しかしここ数年のクワド不遇時代、ジュベ同様クワドに拘り続けた先輩が、4回転挑戦者が一気に増えた今季になってクワド抜き構成プロにしたというのはちょっと複雑。やっぱりクワド抜くとプロが安定するんでしょうかね。FPのMJメドレー、どうにも編曲はツギハギ過ぎて意味不明ですけど(笑)、ジャンプミスが無い分最後まで流れが途切れることなく、先輩の美しいスケーティングを堪能できました。さらにラストのステップはホント素晴らしかったよ~。点数がどうこうじゃなく、今回は本当に復活(…とホントに信じていいっすか?)のベルネル選手が見られたことに素直に万歳三唱させていただきます。やんややんやー! ブライアン・ジュベール選手 今回のCOC、何と言ってもジュベのあの状況がどうにも気懸りです。うーん、SPでは4-3を見事に決めていたにも関わらず3Aで乱れ、3つあるスピンも2つがレベル1となりSP2位。スコア74.80点。FPも目に見えて大きな失敗はなかったものの、全体的に精彩を欠く滑りで総合4位。スコア135.49点。TVで観戦していて、4-3を見た瞬間は「キター!鉄板クワドコンボ」と大興奮したんですが、演技が進むにつれ、解説のヤマトも言ってたとおり「なんか今日のジュベ、全体的に重い…?」となり、さらに幾つかのスピンでは素人ヲタのオレにすら回転数足りてないように見えたし、キャメルに至っては途中で回転止めて次に移ったように見えたり…(まあ音に遅れないよう仕方なくかもですが)。うーんなんだろう、体調が悪かったとかって話も今のところ聞かないですし、モチベ低下とかでないことを心底祈ります。なにせ、一部ファンには「レベル取る気が無いとしか思えない」とまで言われたほどSPもFPもスピンでのレベル1オンパレード。ジュベのチーム、スピンのレベルチェックしたのか?とか、まさかの心配までしちゃいますよね…。(あと、FPのカラフル雨粒衣装、あれ昔の衣装ですよね?新しいの間に合わなかったのか…)もちろん、昨季ジュベがTEBで今回と同じく4位になり、次のN杯で1位→ファイナル進出決定(棄権したけど)になったことは記憶に鮮明なので、最終的には東京ワールドに間に合うよう調整してくれれば何も問題ないんですけど。 (…ちなみにどうでもいいことですが、あの片足挙げグリコポーズスピン、面白すぎるので鏡の前でそっと真似てみた自分ですが、絶対全国に仲間がいると信じてる…笑) 小塚崇彦選手 小塚選手、2シーズン前のSA以来のGPS優勝おめでとう~!!SP、FP共に1位に完全優勝、素晴らしい。SPソウルメドレーでのステップ直前の、カメラ目線での盛大なアピールには笑ってしまったけど(FPもだ・笑)。特に両プロともステップやTRでの滑らかで複雑なスケーティングは、Pチャンの「オレ様の足元を見ろ」的な滑りとは、また別の美しさ滑らかさがあって、ウットリ見惚れてしまいました。まあ海外掲示板などでは、昨季のこづのSP・FPが非常に評価が高かったせいもあって、今季は「滑りは変わらず素晴らしいが、プロはKozukaに合ってないのでは」といった意見がチラホラ見られ、音楽表現などについては、まだ「音に合わせて滑ってます」という印象をオイラも受けたんですが、この辺りは滑り込んでいけばまた昨季のようにどんどん良くなってくると思います。実際の能力に比して低い低いと言われ続けてきたPCSも今季上がってきているし、こづのさらなる確変の予感には、もーワクワクしちゃいますね~。 ブランドン・ムロズ選手 おおお、ついにムロズさんの時代キター!?19歳ムロズ選手は、顔が塩ビ製GIジョー人形みたいで写真だけ見てると、電池とかで動きそうなんですが(すまん・笑)、今回SPでもFPでもクワドを決めてきた、パねー選手でございます。構成としてはTRが少なめでジャンプ重視という印象ですが、それにしてもこれだけきっちりジャンプを綺麗にキメてこられたら、FP2位&総合2位は納得ですよね。アメリカ男子は、リッポン選手に続いてまたしても先が楽しみな選手が国際大会で台乗りと、ホント日本男子と同じく層が厚いなぁ。 町田樹選手 町田選手は、FPでジャンプ乱れたのが残念でしたねえ。ただ初GPS参戦だし、4大陸銀、ネーベル金であっても、ジャッジ評価はどうなるかなぁと思って見てましたが、きっちりPCSも貰えていたし、SP7位から最終的に総合5位まで上げてきたのは素晴らしいですよね。もともとSP:黒い瞳は良プロだと思うので、ミスさえなければもっと上位に行けると思いますし、FPももちろん点数を伸ばせる余地はまだまだ十分あるので、2つ目のロシアに期待大ですなあ。ところで町田選手、髪がさらっさら過ぎるのでFPではぜひ先輩の高橋選手にワックス(かムース)借りて少しまとめてみてはどうかとか思ったのはオイラだけですか(あ、どうでもいいですかそうですか・笑) ここから女子感想↓ 長洲未来選手 足の疲労骨折という話は夏前から出ていましたし、JOも辞退だったので、COCには間に合わないんじゃないかと不安でしたが、SP良かったですね-。素晴らしい出来だったかと言われれば、本来の長洲選手ならもっと伸びやかに滑れる力があると思うので、今回はとりあえず足の状況に合わせて、無難にまとめてきたという印象(それでもあれだけ滑れるのは驚異的)ですが、スパイラルのポジションの美しさは、相変わらずスゴす。怪我で氷に乗れない時期が長かったようだし、FP:SAYURIでは、ジャンプはアクセル抜けたし、2つ目のコンボ以外、ことごとく回転不足取られ(両足着氷も目立ったし…)、滑り込み不足&体力不足が一気に出てしまいました。スコア87.47点。(あの黒ピンクの和風衣装は素敵でしたねー)。やはり今一番の課題は、FPをクリーンに滑りきれる体力という感じでしょうか。未来ちゃんは、シニアデビュー以来、好調時の爆発力は凄いけれど、FPではケガの影響や緊張感で崩れてしまう…という印象があって、SP、FP両方クリーン、というコンペが今まであまり無いのがホント勿体ないです。あの能力でGPS台乗りがまだ無いってちょっと信じがたいですもんねえ…。ファイナル進出の可能性はまだ十分残されてると思いますので、次のフランスまでには状態を整えてきてほしいなぁ…。 アリョーナ・レオノワ選手 オレには1つ言わねばならないことがある。敢えて言おう「レオノワたん、あの化粧は濃すぎた」と! だってだってレオノワたんと武田奈々ちゃんは、あの無敵の笑顔が一番のチャームポイントですやんかー。何故あんなに塗っちゃったんだよう。SPは衣装もクラウン風で色々凄かったけど、キスクラで改めて見てメイクの方にオイラ度胆抜かれたし…。いわゆる、子どもがお母さんのコスメを使って遊んでたらうっかりやり過ぎちゃいました的な(すまんレオノワたん)。レオノワ選手は、09年にジュニア女王になりシニア移行後1年間の快進撃に比べ、ここ最近はシニアの壁にぶつかっている感も少々ありますが、きっとソチに向けてまた立て直してきますよね。(但し、現在ロシアの女子選手は、2,3年以内に軒並み世界トップレベルに昇りつめそうなほど、才能あるジュニアだらけだからなぁ…。)ロシア国内トップ争いは激化しそうですが、レオノワ選手にはソチまで頑張ってほしいと思うオイラなのでした。 鈴木明子選手 あっこちゃん、COC2連覇が叶わなかったのは残念でしたが、SP、FP共にミスが有っても、銀メダルですから、十分素晴らしい結果ですよね。今季のプロは、SP:ジェラシーが凄く鈴木選手に合ってるなーと思っていましたが、FP:屋根の上のバイオリン弾き、カメレンゴ先生GJ!これまた名作の予感です。3Fがシングルになったり、着氷乱れたりと色々ミスが後半続きましたが、プロとしての素晴らしさは損なわれなかったですもんね。FPでPCSが全選手中1位だったというのも嬉しいなあ。後半のステップ圧巻でした。気が早いけど、このプロ、オイラ的には昨季のウエストサイド以上に好きになりそうな気がしております。まだまだ点数伸ばす余地があるという感じで、次のロシアが楽しみじゃー。FPスコア104.89点。 安藤美姫選手 うぉーー!すんばらしいミキティ。ブラボー!!なんというかSPの3Lz-3Lにはめっさ感動。TV前で「おおお、跳んできたー!」とオイラ大喜び(笑)。回転不足取られたとはいえ、あの挑戦素晴らしス。やっぱり安藤選手は天性のジャンパーですもんね。表現力も滑りも年々レベルUPしてますが、あの高さのあるジャンプがキマってこそ安藤選手のプロ、という感じで、SP3位からミスなくまとめあげてのFP1位→総合1位は、文句なし。納得の結果です。SP、FPとも入れていた片足横向き(?)の変形シットスピンには「おお」と画面に見入り、FP:グリーグのピアノ協奏曲では、後半の5連続ジャンプが安定して乱れなかったことに感動。女子選手として本当に凄い挑戦ですよね(それにしても、つくづく後半5連続が好きやなモロ…笑)今季の衣装はSP、FPともに黒ですね。最近のミキティは、ますます女性らしい美しさが増してきた感じで、黒衣装ステキやなー。SPのあの衣装は、なんか戦隊モノの悪の黒幕女王様みたいでしたが(笑)、FPの方の背中出し衣装(そういやEXは白衣装ですが形が似てますね)は、プロにも良く合っててウットリしちゃいました。次のロシアもこのまま驀進していただき、ぜひファイナルへ出場してほしいものです。 …という訳で。 ふう。ようやくCOC感想終了。(相変わらず長くてスイマセン…) 明日は仕事なので、スケアメの男子SP結果はおそらく夜のニュースまで見られないと思うのですが、しかし楽しみですねー。 久々の織田選手VS高橋選手の日本男子ガチ対決もワクドキですが、久々登場のキャリエール選手VSリッポン選手のUSAタノジャンプ対決も(あるのか)楽しみだし、ソーヤー選手の軟体技や、ヴァンデルペレン選手のクワドコンボ、女子のN杯表彰台トリオの三つ巴対決再びも楽しみだし…。 またしても楽しい週末だなぁ、あっはっはっはっは(笑)
by miyabin-k
| 2010-11-13 04:25
| スポーツは観戦派
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